ファム・ファタール Vol.3 冬の狗 のバックアップ(No.8)

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レビュー

  • それは私の本心を暴く犬「 ファム・ファタール　- Vol.3 冬の狗 -　」
    その男に寄り添い従うことを悦びとしていた。別の男にかけられる言葉には安らぎを感じていた。必要とされることが自分の存在理由だと思う。今、私をより必要としているのはどちらの男だろう？
  • 私は時折「借金のカタ」にされる。彼の親友の水橋和己が街金のビル前でうろつく私を見咎めたのがきっかけだ。石版画家でフリーターの彼氏・日高英は制作に没頭する期間はバイトを休む。その間和己は私を自由にできる代わりに資金援助するという契約になっている。それは「言葉遊び」のようなもので実際は家事の代行をしているに過ぎない。「自由にされること」は無かったのだ。だがその均衡は崩れた。
    私自身をイメージしたケルベロスは冥界の番犬なのだそうだ。英が描いたその犬は三つの頭を持ち、凍てついた河の上に立っている。そして「おまえの結論はどれ？」と私に問いかけている。
  • キャラクター：日高 英（ひだか すぐる）
    28歳。石版画家（リトグラファー）・フリーター。私と同棲中。美大卒業後版画の道に進むが生活が次第に困窮、和己から援助されるようになる。インスピレーションで行動する。ベッドでは私を加虐的に愛する。
  • 水橋 和己（みはし かずみ）
    30歳。英の高校時代の先輩で親友。家具・インテリアの店「MIHASHI Furniture」を経営。資金援助だけでなく英が制作したリトグラフ（石版画）を自分の店でも販売する。面倒見がよく私のことも気遣ってくれる。
  • アニメイト：限定盤特典ドラマCD「北風も太陽も（和己編）」
    分岐エンド1で和己を選んだ場合のアフターストーリー。私と和己はふたりで暮らし始めた。英からメールが来たことを黙っていた私に和己は不快さを隠さない。「今日はきみの趣味に合わせたセックスができそう。試してみてもいい？」 和己は私の腕をベルトで拘束し始める。
  • ステラワース：限定盤特典ドラマCD「夢の住人（英編）」
    本編の数年前に遡るストーリー。英が通う美大の学祭を訪れた私。英のリトグラフに強烈に惹かれた私は彼と付き合うことを承諾する。「知ってるか？ 男を狂わせる女をファム・ファタールって言うんだ」 恋の始まり、そして運命の始まり。
  • 公式通販:限定盤特典ドラマCD「女郎花（3P編）」
    トラック5から続くアナザーストーリー。（トラック6と7を無視するルートになります）英の家で生活を始めた3人。ある日英は私に緋色の襦袢を着せて和己を誘う。「今日のこいつは女郎だよ」女郎部屋を模したアトリエで3人は熱くひとつに交わる。
    ※前への二輪挿し描写があります。
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